【オリジナル記事】「芸術祭で体感する現代アート」
芸術に触れる場所や機会は、博物館や美術館に限らない。私は高校生の頃、美術部の合宿に同行する形で初めて「芸術祭」というものに参加した。新潟県の越後妻有の里山を舞台に開かれる「大地の芸術祭」である。広大な土地に点在するアートを参加者が巡るというもので、ものによっては部屋全体、家全体が一つの作品となっており、その規模の大きさに驚いた。宿泊したのも旧校舎を改造した施設であり、これも作品のうちの一つである。絵画、彫刻、映像やプロジェクションマッピングなど、様々な形態のアートに触れることができ、まさに芸術を「体感」することが出来たように思う。
そんな芸術祭が、今年は愛知県でも開催されている。「あいち2022」という国際芸術祭で、「STILL ALIVE」をテーマに国内外の82組のアーティストやグループの作品が展示される。展示だけでなく、ツアーやワークショップ、ラーニング・プログラムなど、アートを楽しむための企画が盛り沢山である。この芸術祭で取り扱われているのは現代アートであり、難解だと感じる人がいるかもしれない。しかし、そんな人にこそ芸術祭に参加し、そのイメージを払拭してアートを楽しんでもらいたい。開催期間は10月10日の月曜日まで。この機会にぜひ芸術との関りを持ってみてはいかがだろうか。
因みに、前述した「大地の芸術祭」も今年開催されている。この他にも2022年は各地で芸術祭が開催されているため、地元や旅行先で訪れてみるのも良いかもしれない。
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